思春期に入る前に知っておきたい支援のポイント
2026年07月08日 14:36
子どもは成長とともに心や体が大きく変化し、思春期を迎えます。この時期は自立心が育つ一方で、不安や戸惑いを感じやすくなる時期でもあります。だからこそ、思春期に入る前からお子さんの特性に合わせた支援を行うことが大切です。
まず大切なのは、「できること」を増やすことです。身支度や時間の管理、持ち物の準備など、**日常生活動作(ADL)**を少しずつ身につけることで、自信や自立につながります。一度に多くを求めるのではなく、小さな成功体験を積み重ねることがポイントです。
また、友達との関わり方や気持ちの伝え方を学ぶことも重要です。**ソーシャルスキルトレーニング(SST)**では、あいさつや会話、相手の気持ちを考える力、困ったときに助けを求める方法などを練習します。思春期は人間関係が複雑になりやすいため、早いうちから社会性を育てることが将来の安心につながります。
さらに、自分の気持ちや感情を整理する力を育てることも欠かせません。嬉しい、悲しい、イライラするといった感情を言葉で表現できるようになることで、感情のコントロールや**セルフレギュレーション(自己調整)**の力が育まれます。
支援では、お子さんの苦手なことだけに目を向けるのではなく、得意なことや好きなことを大切にするストレングス支援も重要です。得意なことを認めてもらえる経験は、自己肯定感や自己効力感を高め、新しいことへ挑戦する意欲につながります。
思春期は、お子さん自身が「自分らしさ」を見つけていく大切な時期です。家庭・学校・放課後等デイサービスが連携し、一貫した支援を行うことで、お子さんは安心して成長することができます。焦らず一人ひとりのペースを大切にしながら、将来の自立に向けた力を少しずつ育んでいきましょう。